URLフィルタリング関連サービスのネットスターが2012年11月27日まとめた調査によると、スマートフォンを利用している中高生の4割弱が最初から携帯電話としてスマートフォンを使っていた。保護者よりも先にスマートフォンを持つ子供も4割を超えていた。

 中高生の子どもを持つ保護者を対象にしたWeb調査で、マクロミルに委託。1040件の有効回答を集計した。調査期間は10月10、11の両日。

 それによると、「初めての携帯がスマートフォン」だった子供は37.5%。また、41.5%が保護者より先にスマートフォンを所持していた。保護者が子供にスマートフォンを持たせた理由は「子どもにねだられたから」が38%で最も多く、以下、「便利そうだから」(20.2%)、「周りの子が持ち始めたから」(19.9%)などが続いた。

 逆に、持たせていない理由は「利用料が高くなる」(47.8%)、「現在利用している機器で十分」(45.4%)が1、2位。中学生では「年齢的に早い」「有害サイト・アプリが心配」なども目立った。

 また、子供がスマートフォンを利用する際の懸念では、「時間浪費や依存」が68.5%で最も多く、「不適切コンテンツの閲覧」(47.9%)や「高額請求」(47.5%)、「性的犯罪」(47.1%)などを上回っていた。

 さらに、「子どもが利用するWebサイト・アプリを知りたい」と回答した保護者は68.1%に達したが、「大体知っている」と答えたのは、Webサイト、アプリとも3割に届かず、6割が「全く知らない」か「一部知っている」という程度だった。

 子供のスマートフォンのOSは、Androidが過半数の52.2%。iOSが40.7%だった。また、Androidの82.7%、iOSの75%が保護者と同じOSで、親子で同じスマートフォンを使う傾向が強い。