写真●「メール誤送信防止・サービス」の設定画面
写真●「メール誤送信防止・サービス」の設定画面
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 ユニアデックスは2012年11月28日、メールの誤送信防止機能をクラウドで提供する「メール誤送信防止・サービス」を発表、同日より提供を開始した(写真)。同サービスは、NTTソフトウェアが提供するソフトウエア「CipherCraft/Mail」がベースとなっている。

 メール誤送信防止・サービスに含まれる機能は、送信確認機能、上長承認機能、一時保留機能、指定宛先転送機能、暗号化機能、宛先強制BCCの6種類だ。

 送信確認機能は、メール送信後、誤送信防止システムが送信者に対して確認メールを送る機能。送信者は、メールに記されたURLを開いて確認し、不備があればそのメールの配信を中止できる。確認動作を行わないとメールは配信されない仕組みだ。上長承認機能は、上長などの第三者が送信者のメールを承認しないと配信されない仕組みとなっている。

 一時保留機能は、定められた時間が経過するまで宛先へのメール送信を一時的に保留する機能。設定時間以内であれば配信のキャンセルもできる。指定宛先転送機能は、宛先以外に「CC」または「BCC」として上長など第三者にも自動的にメールを送信する機能だ。

 暗号化機能は、送信時に添付ファイルまたはメール全体を暗号化する機能。受信者には別途パスワード通知メールが配信される。宛先強制BCCは、メール送信時に「TO」と「CC」のアドレスを強制的に「BCC」に変換して配信する機能だ。

 同サービスの料金は、初期費用が2万1000円で、6種類すべての機能を利用する場合の月額料金が1 IDにつき189円、暗号化機能および宛先強制BCCの2機能のみを利用する場合の月額料金が1IDにつき126円。なお、ユニアデックスが提供するメールアウトソーシングサービス「スパークメール」および「メールゲートウェイ・サービス」を利用している場合は、初期費用が無料となる。

 ユニアデックスでは、スパークメールおよびメールゲートウェイ・サービスと、今回発表したメール誤送信防止・サービスを提供することにより、2012年度に合計1万ID、2015年度に合計5万IDの獲得を目指す。