写真●グーグルGoMoで日経BP社のホームページをスマートフォン向けに自動変換した例
写真●グーグルGoMoで日経BP社のホームページをスマートフォン向けに自動変換した例
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 グーグルは2012年11月28日、パソコン向けWebサイトを、スマートフォン向けに最適化された形式に自動変換するサービス「GoMo(ゴーモー)」の提供を開始した。当初1年間は無料で利用でき、その後は月額1180円の料金がかかる。

 GoMoのサービスサイト上で変換したいWebサイトのURLを入力すると、文字や写真、メニューなどのレイアウトを、スマートフォンの画面サイズやユーザーインターフェースに適した形に整えて保存することができる(写真)。メニューの配置や色調などは細かくカスタマイズ可能。ただし、Flashやフレームなどを多用した複雑なWebサイトは自動変換できない。

 グーグル日本法人は、中小企業向けホームページ作成サービス「みんなのビジネスオンライン」(関連記事)を始めるなど、中小企業・個人事業主を広告商品の顧客として掘り起こす取り組みを推進している。GoMoでは、比較的小規模なWebサイトを持つ中小企業を対象に、既存のWebサイトをスマートフォン用サイトに作り変える手間を省く手段を提供する。グーグルが扱う「アドセンス」「アドワーズ」など中小企業向け広告商品の拡販につなげる狙いもある。

[グーグルの発表資料]
[GoMoスマートフォン最適化]