日本オラクルは2012年11月28日、オンライントランザクション処理(OLTP)ソフトの新版「Oracle Tuxedo 12c」を提供開始した。同社のエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2」と組み合わせることで、アプリケーションの実行速度を最大8倍向上できる。またTuxedoアプリケーションの開発言語として、新たにJavaを加えた。

 Oracle Tuxedo 12cは単体でも利用できるが、Oracle Exalogic X3-2に最適化されている。11月26日に国内提供を開始したOracle Exalogic X3-2は、InfiniBandスイッチを効率利用する「Exabus」という仕組みを新たに搭載した。Oracle Tuxedo 12cは、このExabusを利用して、アプリケーションの実行速度を上げることが可能だ。

 Tuxedo上で動くアプリケーションの開発言語として、新たにJavaを加えた。従来の開発言語は、C、C++、COBOL、PHP、Ruby、Pythonである。

 また、新たなメッセージング製品「Oracle Tuxedo Message Queue 12c」を追加。Tuxedoにアドオンして利用できる。従来製品の「Oracle MessageQ」やOracle WebLogic Serverの「JMS(Java Message Service)」、IBMの「WebSphere MQ」などとメッセージを連携できる。