画面●Android用Outlook.comアプリのダウンロード画面
画面●Android用Outlook.comアプリのダウンロード画面
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 米Microsoftは現地時間2012年11月27日、消費者向けWebメールサービス「Outlook.com」のAndroid向けアプリケーション「Outlook.com for Android」をリリースした。また、Outlook.comのアクティブユーザーが2500万人を超えたと発表した。

 Outlook.comは7月31日にプレビュー提供を開始した(関連記事:Microsoft、新しいWebメールサービス「Outlook.com」をプレビュー提供開始)。ディスプレイ広告と大型検索ボックスを排除したすっきりとしたユーザーインタフェースが特徴。「Office」アプリケーションとの連携や、「Facebook」「Twitter」「LinkedIn」など各種SNSとの統合を図っているほか、スマートフォンやタブレット端末での利便性も重視している。

 Outlook.com for AndroidはAndroid 2.x以降に対応し、Googleの「Google Play」から無償でダウンロード可能(画面)。なお「Exchange ActiveSync」をサポートしているWindows Phone搭載端末や米Appleの「iOS」デバイスは新たにクライアントアプリケーションなどをインストールすることなくOutlook.comを利用できる。

 Outlook.comでは、他社Webメールサービスからのユーザー取り込みを図り、米Googleの「Gmail」などから電子メールを転送して手軽にOutlook.comを試せる手段を提供している。Microsoftによると、Outlook.comユーザーの約3分の1は、初めてOutlook.comを試すGmailのアクティブユーザーだという。またMicrosoftが社外に委託した調査で、Gmailをメインの電子メールサービスとして使っているユーザー数百人にOutlook.comを試用してもらったところ、5日後に5人のうち4人がOutlook.comに切り替える意向を示したという。

 Microsoftは今後数週間かけて、受信箱内で選択した複数のメッセージをボタン1つでアーカイブフォルダーに保存する機能を導入するほか、新たなショートカットキーの追加、受信箱をカスタマイズするカラー設定の増加など、Outlook.comのさらなる機能強化を図るとしている。

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