図1 各チャンネルの配信開始時期
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写真1 グーグル 執行役員の水野有平氏
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図2 「YouTube オリジナルチャンネル」の特徴
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図3 各チャンネルの新作動画配信スケジュール
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写真2 撮影に応じるグーグルやコンテンツパートナー、出演者
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 グーグルは2012年11月27日、テレビ局や芸能プロダクション、映像・ソフト制作会社ら13のコンテンツパートナーが新たにYouTube上にオリジナルチャンネルを開設すると発表した。

 テレビ番組の関連動画や音楽、アニメ、コメディー、電車など、多種なジャンルの17のチャンネルが「YouTube オリジナルチャンネル」としてYouTubeのラインアップに順次加わる。

 コンテンツパートナーは、ASOBISYSTEMとアップフロントワークス、クリプトン・フューチャー・メディア、コミックス・ウェーブ・フィルム、サンミュージックプロダクション、TBSテレビ、テレビ朝日、ニフティ、VICE Media Japan、ビコム、フジテレビジョン、ホリプロ、電通である。一部のチャンネルは既に動画を配信しており、残りも順次提供を開始する(図1)。いずれもYouTubeでしか視聴できない「オリジナル動画」を配信する。

配信前にグーグルが資金を支払い

 同日開催の記者発表会でグーグル 執行役員 YouTube パートナーシップ 日本代表の水野有平氏は、今回のオリジナルチャンネルプロジェクトの概要について説明した(写真1)。グーグルはコンテンツパートナーに対し、YouTube上で将来的に上げると見込まれる広告収入を事前に支払う。コンテンツパートナーはそれを原資にして動画を制作する(図2)。将来の広告収入の金額は、「我々の経験則を基に算出する」という。

 コンテンツパートナーは、定期的に独占配信の動画を公開し、新たな動画の視聴を望むユーザーのニーズに応える(図3)。国内だけでなく海外でも様々な端末を対象にした動画を配信できるようにする。「世界を意識した動画を配信してもらいたいと考えている」という。

 説明会にはプロダクトアジア太平洋統括本部長のAdam Smith氏も登壇した。さらにコンテンツパートナーや、オリジナルチャンネルの出演者も登壇し、会場を盛り上げた(写真2)。

■変更履歴
図1「各チャンネルの配信開始時期」を最新データに変更しました。 [2012/11/28 19:00]