NECは2012年11月27日、官公庁や企業のサイバー攻撃対策を支援するための組織「サイバーセキュリティ・ファクトリー」を設置したと発表した。NEC社内のセキュリティ関連部門が連携する横断組織として機能し、外部のセキュリティ専門会社(サイバーディフェンス研究所、トレンドマイクロ、フォティーンフォティ技術研究所、ラックの4社)との連携も強化する。

 サイバーセキュリティ・ファクトリーは、日々変化するサイバー攻撃に関する情報を収集・分析し、セキュリティ事故や不正アクセスなどへの対応に必要な技術・ノウハウを蓄積する。既存の情報システムについて、サイバー攻撃を受けた場合の耐性の検証なども行う。

 NECはサイバーセキュリティ・ファクトリーを軸に官公庁、重要インフラ関連企業、製造業などの大企業を中心にサイバー攻撃対策ソリューションを拡販し、2017年度に年間100億円の売上高を目指すという。