写真1●PacketiX VPN 4.0ベータ版(RC1)の画面(サーバー管理マネージャ)
写真1●PacketiX VPN 4.0ベータ版(RC1)の画面(サーバー管理マネージャ)
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 ソフトイーサは2012年11月26日、パソコン向けイーサネット(L2)VPNソフトウエア「PacketiX VPN」の新バージョンである「PacketiX VPN 4.0」のベータ版を公開した(写真1)。同社特設Webサイトから各種OS(FreeBSD、Linux、Mac OS X、Solaris、Windows)に対応したバイナリパッケージを無償でダウンロードできる。利用期限は2013年3月31日まで。

 公開したベータ版のバージョンは「RC1」(RCはRelease Candidateの略で「リリース候補」という意味)となっており、「リリース前の最終段階のもので、PacketiX VPN 4.0製品版に搭載する予定の全機能を実装している」(ソフトイーサ)という。同社では、RC1のユーザーからのフィードバック結果を基に「2012年度中のできるだけ早い時期に製品版の発売を目指す」としている。

 PacketiX VPN 4.0では、従来の3.0(正式版)までのバージョンでサポートしていたSSL(Secure Sockets Layer) ベースのVPN方式に加え、「L2TP/IPsec」「OpenVPN」「MS-SSTP」「L2TPv3」「EtherIP」という5種類のVPN(トンネリング)方式を新たにサポートした。これにより、L2TP/IPsecによるAndroidやiOS端末からのVPN接続を収容したり、L2TPv3をサポートした米シスコシステムズやインターネットイニシアティブ(IIJ)製ルーターをVPNブリッジとして利用したりすることなどが可能になっている。