米Googleは現地時間2012年11月19日、同社のビデオ共有サービス「YouTube」と独自SNS「Google+」との統合に関する新たな方針を発表した。YouTubeチャンネルでの匿名性を維持したいユーザーに対し、従来のYouTubeチャンネルのユーザー名のままGoogle+と連携するオプションを提供する。

 Googleは数カ月前から、YouTubeチャンネルにGoogle+のプロフィールをリンクさせることをユーザーに促していた。リンク付けにより、これまで本名ではなくニックネームが使われていたYouTubeチャンネルに、Google+プロフィールの氏名と画像が表示される。Googleは、YouTubeチャンネルとGoogle+プロフィールを統合するメリットとして、個人としてのブランドを確立できると説明している。同社によれば、人気の高いさまざまなYouTube動画クリエーターが、ニックネームからGoogle+プロフィール名に切り替えたという。

 一方、YouTubeチャンネルで本名を使いたくないユーザーに対しては、YouTubeチャンネルのユーザー名を使ってビジネス/ブランド向けGoogle+ページを作成することを勧めている。

 Googleは数週間のうちに、既存のYouTubeチャンネルと、YouTubeチャンネルのユーザー名によるGoogle+ページとの連携を可能にする手段を提供するとしている。Google+ページ管理機能もこれらYouTubeチャンネルに対応させる。

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