写真1●Skype for Android version 3.0の画面
写真1●Skype for Android version 3.0の画面
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写真2●Microsoftアカウントでログインしたところ
写真2●Microsoftアカウントでログインしたところ
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写真3●タブレット端末向けに専用のユーザーインタフェースを用意している
写真3●タブレット端末向けに専用のユーザーインタフェースを用意している
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 米マイクロソフト傘下のSkypeは現地時間2012年11月20日、Android向けSkypeの新バージョン「Skype for Android version 3.0」(写真1)を公開した。Google Playから無償でダウンロードできる。動作要件は、「Android OS 2.1以降(ビデオ通話利用時は2.2以降)で、27Mバイト以上のメモリー、800MHz以上のプロセッサー」などとなっている。

 バージョン3.0では、(1)Microsoftアカウントでのサインイン(写真2)やSkypeアカウントとの統合が可能、(2)タブレット向けに新しくデザインしたユーザーインタフェースを採用、(3)独自の高音声コーデック「SILK」の搭載---という三つの新機能が加わっている。

 Microsoftアカウント(旧Windows Live ID)は、HotmailやSkyDriveなどマイクロソフトのクラウドサービスを利用するためのアカウントで、Windows 8ではOSのログオンにも利用できる。既に、パソコン向けのSkypeでは10月にリリースされたSkype 6.0で利用可能になっていたが、Android版もこれに続いた格好だ(関連記事:MSがWindows Live Messengerを終了、ユーザーをSkypeに移行)。

 既存のSkypeユーザーの場合、単純にMicrosoftアカウントを使ってサインインするだけでなく、MicrosoftアカウントとSkypeアカウントを統合することも可能になっている。統合すると、コンタクトリスト(連絡先リスト)にSkypeのコンタクトと共にWindows Live Messengerのコンタクトが追加されて、チャットなどに利用できるようになる。統合しても、支払い済みのSkypeクレジット情報などは引き継がれる。

 タブレット端末を使っている場合、画面解像度の高さを生かせるようにデザインされた専用のユーザーインタフェースで自動的に表示される(写真3)。独自音声コーデックSILKは、パソコン向けSkypeでは以前から採用されていたもので、利用回線の帯域や遅延状況に合わせて、サンプリング周波数やビットレートなどを最適化できる仕組みを採用している。