総務省は2012年11月20日、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い避難している世帯が避難前の自宅に帰還する際、簡易な地上デジタルテレビ放送対応チューナー(簡易チューナー)を無償給付するなどの支援措置を行うと発表した。

 事故発生時(2011年3月11日)の居住地域が緊急時避難準備区域などの規制区域の設定を受けており、その設定が1カ月以上継続していた地域に帰還する世帯が対象になる。対象世帯には簡易チューナーのほか、個別アンテナの工事などが必要な場合には必要最低限の経費を給付する。申し込みは、2013年1月31日まで受け付ける。

 総務省は今回の支援を行う理由について、「長期にわたる避難を行っていた世帯は、帰還しても地上デジタル放送の受信環境が整備されていない可能性があると考えられるため」としている。

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