写真●Sophos UTM 100の外観(UTM 110と同じ)
写真●Sophos UTM 100の外観(UTM 110と同じ)
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 ソフォスは2012年11月20日、UTM(統合脅威管理)機器の最下位モデルで、推奨ユーザー数10人からの「Sophos UTM 100」(写真)を発表、同日販売を開始した。これまでの最下位モデル「同UTM 110」と比べて、性能を半減させた一方で参考価格をおよそ18万円からおよそ14万円へと下げた(ソフトウエアの使用権1年分を含む)。開発会社は、英Sophos。

 Sophos UTM 100はSOHOや中小企業に向いたUTM機器である。今回、UTM機器のラインアップを拡充し、最も下位に位置する新モデルとして追加した。既存の最下位モデル(UTM 110)と比べて性能は約半分に抑えている。主なスペックは、推奨ユーザーが10~25人(既存のUTM 110は20~50人)、ファイアウォールスループットが250Mビット/秒(既存のUTM 110は1Gビット/秒)、IPSスループットが60Mビット/秒(既存のUTM 110は140Mビット/秒)である。

 中小企業が必要とするゲートウエイ型のセキュリティ機能を包括的に提供する。UTMのソフトウエアライセンスとして、標準機能で構成した「Basic Guard」が標準で付属する(2年次以降は年額で更新)。これにより、メールのマルウエア対策とスパイウエア対策、Webアクセスの制御とWebの脅威対策などを標準で利用できる。別途オプションで、エージェントを使ってエンドポイント(クライアントPCなど)を保護することもできる。

 外形寸法は、幅210×奥行145×高さ44mmの弁当箱大で、重さは1.15kg。消費電力は35.96W。電源はDC 12VまたはAC 100-240V。ネットワークポートは、1000BASE-T×4。このほか、コンソール接続用のシリアルポート(RJ-45)×1、ディスプレイ接続用のVGAポート×1、USBポート×2を搭載する。