総務省は2012年11月20日、日本が直面している諸課題を解決するICT利活用の方策を検討する「ICT戦略会議」を設置すると発表した。会議は樽床伸二総務大臣が主催し、11月27日に第1回会合を開催する。

 戦略会議が取り上げるのは(1)エネルギーや水といった生活資源の安定確保などへのICTの貢献方策、(2)震災対策やスマートタウンなどICTを活用した街づくりの推進方策、(3)超高齢社会におけるICT利活用の推進方策--の三つの課題である。各課題について専門的に議論する分科会を開催し、分科会の検討結果を踏まえて戦略会議が政策課題を取りまとめる。戦略会議は政務三役と、分科会の座長、座長代理で構成する。

 会議の設置期間は半年程度を想定している。2012年5月にも、それぞれの政策課題について最終的なとりまとめを公表する方針である。

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