紀伊國屋書店は2012年11月19日、独自の公衆無線LANサービス「紀伊國屋書店 Wi-Fi」を首都圏、大阪、北海道、九州の6店舗に導入したと発表した。合わせて電子書籍コーナーもこれまでの2倍以上の全国15店舗に拡大した。

 紀伊國屋書店Wi-Fiは、同社のオンラインストア「BookWeb」、またはPC・スマートフォン向け電子書籍アプリ「Kinoppy」会員向けのインターネット接続サービス。店頭で出会った本の電子版を、その場でご購入できる。会費などは無料。

 7月上旬に、新宿本店でテスト導入していた。今回、導入店舗を拡充して正式にスタート。利用できる店舗は、新宿本店、新宿南店(以上東京都)、梅田本店(大阪市)、札幌本店(札幌市)、福岡本店(福岡市)、流山おおたかの森店(千葉県流山市)。

 また、電子書籍コーナーは、Kinoppyの体験サービスや、読書専用端末ソニー「Reader」の展示・販売などを用意する。これまでの新宿本店、梅田本店など6店舗に設置していたところ、地方都市にも拡大。仙台店、前橋店、さいたま新都心店、玉川高島屋店、国分寺店、横浜店、名古屋空港店、富山店、広島店の9店舗を追加した。

 なお、サービス開始を記念して、紀伊國屋書店 Wi-Fi経由で電子書籍を購入すると、ポイントが10倍になるサービスを実施する。期間は12月31日まで。