写真●「猫村いろは」「聖葉リオ(赤ジャケット)」のモデルデータ(Google PlayのTiny AR2ページから引用)
写真●「猫村いろは」「聖葉リオ(赤ジャケット)」のモデルデータ(Google PlayのTiny AR2ページから引用)
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 プロミシングソフトウェアとクロスプロモーションは2012年11月14日、同社のAR(拡張現実)アプリ「Tiny AR2」で、「ハローキティといっしょ!」の3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)モデルデータの販売を開始した。ハローキティといっしょ!のキャラクターの3DCG動画を、カメラで撮影した風景内で動かして楽しむことができる。

 「Tiny AR2」は、3DCG動画作成アプリ「MikuMikuDance」のモデリングデータとモーションを読み込んで再生できるAndroidアプリ。カメラで撮影した画像と、再生した3DCGを重ねるARモードも使用できる。Androidスマートフォンやタブレットを傾けると、3Dモデルもそれに合わせて向きを変える。2本指によるピンチイン/ピンチアウトでモデルを拡大/縮小することもできる。

 プロミシングソフトウェアが開発、配布している。AndroidアプリコンテストA3(Android Application Award)2012でグローバル賞を受賞した「MikuMikuStudio Tiny AR」の後継アプリになる(関連記事)。「受賞により知名度が上がったことで、モデル販売が実現した」(プロミシングソフトウェア)。

 「ハローキティといっしょ!」は、「キティが大好きな女の子たち」を有名イラストレーターが描くプロジェクト。サンリオの子会社であるサンリオウェーブが展開している。Tiny AR2では、初音ミクを描いたKEI氏のデザインによる「聖葉リオ」と「聖葉リオ(赤ジャケット)」や、「北条ミミ」「倉嶋タツキ」「猫村いろは」のデータを購入して動かすことができる。データの購入とダウンロードには、プロミシングソフトウェアが無償公開しているアプリ「MMSアセットマネージャ」をインストールする必要がある。

 またプロミシングソフトウェアのAndroid向けライブ壁紙「MMS LiveWallpaper」でも、上記キャラクターのデータを読み込み動かすことができる。

 プロミシングソフトウェアとクロスプロモーションでは「サンリオウェーブ以外にも数社と交渉しており、今後モデルデータの品揃えを充実させていく」としている。