写真●エレコムが2012年11月下旬に発売する理論値最大600Mbpsに対応した無線LANルーター「LAN-WH600ACGR」
写真●エレコムが2012年11月下旬に発売する理論値最大600Mbpsに対応した無線LANルーター「LAN-WH600ACGR」
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 エレコム傘下のコンピュータ周辺機器メーカーであるロジテックは2012年11月下旬、理論値ベースで最大600Mbpsの高速通信に対応した無線LANルーター「LAN-WH600ACGR」(写真)を発売すると発表した。標準価格は2万500円(税別)。

 米国電気電子学会(IEEE)が現在策定作業中の次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac」を先行採用したのが最大の特長。従来規格「IEEE802.11n/a」に対応した同社製品の理論値450Mbpsに比べて、約1.3倍の通信速度を出せる。

 IEEE802.11acは電波干渉の少ない5GHz帯の無線周波数を使うため、他の電子機器との干渉が多く実効速度が制限されがちな2.4GHz帯に比べ、高い実効速度を得やすい。ただし、IEEE802.11acはまだ端末側の対応機器が少ないため、既存の多くのスマートフォンやゲーム機、パソコンで使える「IEEE802.11n/g/b」にも対応している。

 3本のハイパワーアンテナを搭載し、最大70メートル離れた場所から無線LANを利用できるのも特長。壁などの障害物にも強く、建物の構造や周囲の環境にもよるが、3階建ての一般家庭全体で十分な通信速度を得られるという。

 IEEE802.11acに対応した無線LANルーターはバッファローも2012年7月に発売している(関連記事)。

[ロジテックの発表資料]