おもいでばこと付属のリモコンを手にする渡邊本部長。テレビの近くに置いても邪魔にならない大きさだ
おもいでばこと付属のリモコンを手にする渡邊本部長。テレビの近くに置いても邪魔にならない大きさだ
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おもいでばこをテレビに接続したときのホーム画面。メニューボタンは大きく、操作はすべてリモコンでできる
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 バッファローは2012年11月15日、デジタルカメラで撮影した画像や動画をハードディスクに手軽に保存・整理できる機器「おもいでばこ」の新製品を発表した。内蔵HDD容量が500GBの「PD-100S」は11月下旬、内蔵HDDが1TBの「PD-100S-L」は12月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格はそれぞれ2万2800円と2万7800円の見込みだ。

 おもいでばこは、中に保存した画像や動画ファイルを整理して表示する機器。本体をテレビに接続すれば、付属のリモコンを使って保存した写真や動画を閲覧できる。本体にはSDメモリーカードスロットを備え、SDメモリーカードを挿入すると同時に、画像ファイルはおもいでばこのHDDに自動でコピーされる。画像は撮影日やテーマごとに自動で分類され、カレンダー上にサムネイル表示したり、選択した日付ごとに画像を一覧表示したりできる。子どもの誕生日を登録しておけば、毎年の誕生日の写真のみを一覧表示するといったことも可能。画像のExif情報に撮影時のGPS情報が含まれていれば、撮影場所の地図を表示することもできる。

 従来モデルからの進化点は、無線LANに対応したこと。専用アプリを使えば、同一ネットワーク内にあるスマートフォンやタブレットからおもいでばこに保存した画像を閲覧したり、スマートフォンなどで撮影した写真をおもいでばこに保存したりできる。エプソン製のプリンターで無線印刷機能「Epson iPrint」に対応した製品を接続すれば、直接印刷することも可能だ。無線LANの設定は、テレビ画面を見ながらリモコン操作でできる。

 写真共有サイト「フォト蔵」との連携機能も追加された。親戚などがフォト蔵にアップロードした写真は、おもいでばこを介してテレビで閲覧可能。フォト蔵上の写真をおもいでばこにダウンロードすることもできる。

 「写真は整理しないと見たいときに見つからないし、家族で一緒に見る機会も減ってしまう。画像を自動で整理し、テレビで見ることができる点がおもいでばこの利点」と、バッファローの渡邊泰治取締役事業統括本部長は語る。想定ユーザーはファミリー層や、パソコン操作が苦手なシニア層だ。