スカパーJSATは2012年11月13日、自社保有の衛星「JCSAT-4B」において11月4日に一時的な姿勢変動による衛星回線の不具合が発生し、約10分間の受信障害が起きた問題についての調査結果を報告した。

 スカパーJSATは衛星メーカーとともに原因究明を進めた。その結果、「今回の姿勢変動は、宇宙環境に起因して衛星を制御する搭載コンピュータに一過性の事象が生じたことによるものと推定される」という結論になった。今後、搭載コンピュータに同様の事象が発生した場合でも、「衛星回線に同様の不具合が発生しないような対処をした」という。

 さらに各種の検証作業を進めて、現在、搭載コンピュータは正常に動作をしており、衛星に問題がないことを確認した。

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