写真●「Google Fiber」回線開通作業の様子(同社紹介ビデオより)
写真●「Google Fiber」回線開通作業の様子(同社紹介ビデオより)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleは現地時間2012年11月13日、光ファイバー網を使った最大1Gbps(ビット/秒)の高速インターネット接続サービス「Google Fiber」の提供について発表した。同日より、カンザスシティー(カンザス州およびミズーリ州)の一部エリアにおいて、導入を希望する家庭の回線開通作業を正式に開始する。

 Googleは2010年2月に、「平均的なブロードバンド網を100倍上回る通信速度」とする光通信サービスのプロジェクトを発表し、提供対象地域を募集した。1100を超える応募の中からカンザスシティーでGoogle Fiberを運用することを今年7月に明らかにし(関連記事:Google、1Gbpsの高速網「Google Fiber」をカンザスシティーで提供へ)、インフラ整備を進めていた。

 Google Fiberでは、サービス地域を「fiberhood」と呼ぶ細かいコミュニティーに区分し、導入希望者が最も多かったコミュニティーから優先的に作業を進める「ラリー方式」をとっている。

 既にハノーバーハイツにおいて、住宅まで光ファイバーケーブルを引く段階を終了。当該エリアの住民は、数日のうちにGoogleから電子メールまたは電話を受けて宅内の装置および回線設置の日程を決める。指定日に作業員が来訪し、開通作業を完了すると、住民は高速インターネット接続を楽しめるようになる。

[Googleの発表資料へ]