ソフォスは2012年11月13日、LinuxおよびUNIX向けマルウエア対策製品の新版「Sophos Anti-Virus for Linux/UNIX version 9」を発売した。新版では「Sophos Live Anti-Virus」機能と、「fanotify」のサポートが加わった。

 Sophos Live Anti-Virusは、疑わしいファイルを検知した場合にソフォスが提供するクラウドサービスにアクセスし、最新の情報と照合して自動判定する機能。これによって、新種のマルウエアの検知率がより高まる。

 fanotifyは、2.6.38以降のLinuxカーネルが備えるファイルアクセス通知機能。このfanotifyをサポートすることで、カーネル自身にオンラインによるスキャン機能が取り込まれる。オンラインスキャンがOS側による処理となり、より安定的に実行できるようになった。

 Sophos Anti-Virus for Linux/UNIX version 9の価格(いずれも税別)は次の通り。サーバー向けのライセンス「Sophos Anti-Virus Server License」が1台当たり年間5万6700円(サーバー5台の場合)。クライアント向けのライセンス「Endpoint Protection - Advanced」が、1ユーザー当たり年間5200円(100ユーザーの場合)。