写真1●Windows 8に「スタートボタン」を追加する無償ソフト「Classic Shell 3.6.2J」
写真1●Windows 8に「スタートボタン」を追加する無償ソフト「Classic Shell 3.6.2J」
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写真2●プログラムの関連付け情報を一覧表示で確認したり変更したりできる「拡張子ヘルパー」が付属する
写真2●プログラムの関連付け情報を一覧表示で確認したり変更したりできる「拡張子ヘルパー」が付属する
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写真3●スタートボタンからWindowsストアアプリを直接起動することも可能
写真3●スタートボタンからWindowsストアアプリを直接起動することも可能
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 電机本舗は2012年11月13日、Windows 8のデスクトップ画面で従来のWindowsが備えていた「スタートボタン」を使えるようにするためのソフトウエア「Classic Shell」の日本語強化最新バージョン「Classic Shell 3.6.2J」(写真1)をリリースしたと発表した。同社Webページから無償でダウンロードできる。

 同ソフトは、オープンソースソフトウエア(OSS)として開発が進められている「Classic Shell」の“日本語化したリビルド版”という位置付けのソフトウエア(関連記事:Windows 8に「スタートボタン」を追加する無償ソフト、電机本舗が日本語化版を配布)。

 新版となる3.6.2Jでは、(1)「モダンUI」への突然の遷移を抑止するための「拡張子ヘルパー」(写真2)の同梱、(2)スタートボタンからのモダンUIアプリ(Windowsストアアプリ)の起動---という2点が一般ユーザー向けの目新しい機能として加わっている。

 モダンUIへの遷移抑止機能は、デスクトップ画面で操作をしていてデータファイルのアイコンを開く際などに、画面がモダンUIに突然遷移する現象を抑止する機能。開こうとしたデータの種類が、Windowsストアアプリに関連付けされていることで起こる。拡張子ヘルパーを使うことで、関連付け情報を一覧表示で確認したり、他のプログラムを利用するように変更したりできる。

 逆に、スタートボタンからWindowsストアアプリを直接起動することも可能になっている(写真3)。通常は、Windowsキーを押してデスクトップ画面からスタート画面に移行してからWindowsアプリを起動するが、この手順を短縮できる。Classic Shellでは、モダンUIを無効化し、ログオン後に直接デスクトップ画面を開けるようにする機能なども搭載しており、これらの機能を組み合わせることでWindows 7など従来のWindowsにかなり近い感覚でWindows 8を使えるようになる。