カナダResearch In Motion(RIM)は現地時間2012年11月12日、次期モバイルOS「BlackBerry 10」の正式リリースについて明らかにした。2013年1月30日に複数の国でリリースイベントを同時開催し、BlackBerry 10を搭載したスマートフォン2機種を発表する。

 BlackBerry 10は本来、2012年第1四半期のリリースをめどにしていたが、2度にわたって投入が延期されていた。当初の計画より1年遅れでようやくリリースされることになる。

 BlackBerry 10は新たなユーザーインタフェース「BlackBerry Flow」、メッセージや通知、フィード、カレンダー情報をまとめて管理できる「BlackBerry Hub」、ユーザーの文字入力を学習する「BlackBerry Keyboard」などを特徴とする。ビジネスと私用の情報を隔離して安全性を確保するための仕組み「BlackBerry Balance」も提供する。

 RIMによれば、世界の50以上のキャリアがBlackBerry 10搭載スマートフォン投入に向けた試験を行っているという。

 BlackBerry 10搭載スマートフォンの仕様や発売日など詳しい情報についてはイベントの際に明らかにする。米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、2機種のうち1つは完全なタッチスクリーン端末で、もう1つはQWERTYキーボードも搭載すると見られている。

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