日立製作所とBS-TBSは2012年11月6日、音声SNS「talkfield」の実用化に向けて、新サービスの創出や事業モデルの開発、市場開拓に関して業務提携したと発表した。取り組みの第一弾として、2012年11月6日から2013年1月10日までの約2カ月間、スマートフォンユーザーを対象にトライアルサービスを提供し、音声SNSを用いた新サービスの創出に向けた評価・検証を共同で行う。

 talkfieldは、スマートフォン専用アプリを通じて投稿した音声メッセージをユーザーが共有できるソーシャルサービスで、日立製作所が開発した。仲間で作る「コミュニティ」、大切な人と語り合う「プライベート」、みんなに伝える「パブリック」の三つの利用方法を提案している。SaaS型のサービスであり、メディアや社会インフラ関連などの企業、公共分野といった幅広いユーザーのニーズに合わせて、柔軟なシステム構成やサービス内容で提供可能という。日立製作所とBS-TBSは実用化に向け、サービス利用者の開拓と新事業モデルの開発、サービス普及・拡大を目指す。

 トライアルでは、iOS向けの専用アプリ「talkfield」を使ってサービスを利用する。トライアル参加者から「友達招待」を受けたユーザーか、タレントの矢口真里さんのファンクラブ「M-line club」会員が、今回のトライアルに参加できる。

 日立製作所は、今回のトライアルでサービス内容とマーケットニーズの検証を行い、本格的なサービス開始に向けて準備を進める。また、企業や社会インフラ、自治体や教育、医療などの公共分野でも幅広く適用できるサービスとして、パートナー企業の開拓、導入を進める。

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