写真1●Biware らくらく受注 Proのメイン画面(受注/出荷)
写真1●Biware らくらく受注 Proのメイン画面(受注/出荷)
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写真2●Biware らくらく受注 Proのメイン画面(会計)
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 インターコムは2012年11月6日、スーパーマーケットなどの小売業に対して商品を卸す製造業者やサプライヤーに向けた受注業務アプリケーション「Biware らくらく受注 Pro」を発表した。JX手順を使ったEDI(電子データ交換)取引業務に利用する。新規開発した製品であり、同種の既存製品を置き換えるものとなる。2012年11月下旬に販売開始する。

 Biware らくらく受注 Proは、EDIの受注業務に特化した業務アプリケーション。EDIプロトコルとして、流通BMSの仕組みの一つであるJX手順に準拠している。取引先である複数の小売業(JX手順のサーバー)に対して受注データをプル型で取りに行くJX手順のクライアント機能を搭載している。

 この上で、EDIのメッセージの送受信だけでなく、EDI取引に必要な各種の業務アプリケーション機能を提供する。例えば、アイテム単位や出荷先単位のピッキングリスト(出荷物の集品指示書)を作成したり、各種業務伝票や一覧表を作成したりできる。さらに、データ変換機能を備えており、外部システムとの連携ができる。

 開発にあたってインターコムは、操作性に留意したという。例えば、操作画面は、受注業務の流れに沿って処理できるように工夫を凝らした(写真1写真2)。初めてEDIを導入する会社など、担当者がパソコン操作に慣れていない場合でも、日々の取引業務を迷うことなく進めることができるとしている。さらに、従来のEDIソフトとは異なり、複数の取引先との取引データを一本のソフトウエアで一元管理できるようにした。

 価格(税込み)は、パソコン1台でスタンドアローンで動作する「Biware らくらく受注 Pro Standard」が24万1500円。クライアント・サーバー型で動作する「Biware らくらく受注 Pro Advance」が、クライアントPC×5台分のライセンスが付属して36万2250円。2年次以降のサポート費用は、Standardが年額3万1500円、Advanceが年額4万7250円。