iPad mini
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 米Appleは現地時間2012年11月5日、タブレット端末「iPad」の9.7インチ第4世代モデルと7.9インチ「iPad mini」が発売から3日間で合計300万台販売されたと発表した。

 同社は製品別の販売台数は明らかにしていないが、「iPad miniは実質売り切れになった」とTim Cook最高経営責任者は述べている。米Wall Street Journalは、iPad miniの販売台数が約200万台とする米International Strategy & Investment(ISI)GroupアナリストのBrian Marshall氏の推計を報じている。また米CNET News.comによると、米Piper JaffrayアナリストのGene Munster氏は、店頭に並んだ人の約9割がフルサイズiPadよりiPad miniを求めていたとの調査結果から、iPad miniが200万~250万台だと見ている。

 iPad miniは7.9インチのマルチタッチディスプレイ(解像度は1024×768ドット)を搭載した、従来のiPadより一回り小さい小型モデル。デュアルコア「A5」プロセッサを内蔵し、前面に120万画素の「FaceTime HD」カメラ、背面に1080p HDビデオ録画が可能な500万画素の「iSight」カメラを備え、デュアルバンドWi-Fiをサポートする。

 第4世代iPadは9.7インチの高精細「Retina」ディスプレイ(解像度は2048×1536)を搭載し、CPUをデュアルコア「A6X」プロセッサに、フロントカメラをFaceTime HDに強化した。

 いずれもWi-Fi接続専用モデルが11月2日に米国や日本など34カ国/地域で発売され、年内に中国本土を含めさらに対象を拡大する予定。数週間以内に携帯電話ネットワークに対応したモデルも投入する。

 なお今年3月に発売した第3世代iPadは最初の3日間で販売台数が300万台を突破した。そのうちWi-Fi接続専用モデルは150万台を記録したが、同社は今回「2倍の記録を打ち立てた」としている。

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