「楽2ライブラリ Smart」の画面。ファイルを“書棚”に入れて管理する
「楽2ライブラリ Smart」の画面。ファイルを“書棚”に入れて管理する
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楽2ライブラリ Smartに保管する文書をiPod touchへ転送し、簡易編集しているところ。変更個所は無線LAN経由でパソコン上の元の文書に反映できる
楽2ライブラリ Smartに保管する文書をiPod touchへ転送し、簡易編集しているところ。変更個所は無線LAN経由でパソコン上の元の文書に反映できる
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「Magic Desktop」で、Facebook上のプロジェクトメンバーと資料を作成しているところ
「Magic Desktop」で、Facebook上のプロジェクトメンバーと資料を作成しているところ
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 PFUは2012年11月5日、文書ファイリングソフトの最新版「楽2(らくらく)ライブラリ Smart with Magic Desktop」を11月16日に発売すると発表した。Windows 8に対応しており、iPhoneやiPadなどとデータをやり取りしたり、Facebookと連携したりといった機能を備えるのが特徴だ。

 同ソフトは、PFUのドキュメントスキャナー「ScanSnap」でスキャンしてパソコンに取り込んだ文書データを整理するファイリングソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」の後継製品。ScanSnapでスキャンした文書の保管や閲覧をする「楽2ライブラリ Smart」と、スキャン文書の整理/編集作業ができる「Magic Desktop」の2つのソフトで構成する。

 楽2ライブラリ Smartは見た目に分かりやすい“書棚”の表示となっており、スキャン文書はその書棚に置いておく“バインダー”の中に保管する。楽2ライブラリ Smartにファイリングした文書データは、同社が無料で提供するiOS用アプリ「楽2ライブラリ Smart for iOS」を使えば、無線LAN経由でiPhone/iPad/iPod touch上でも閲覧できる。また、マーカーを引くなど簡易編集も可能だ。「SugarSync」と「Dropbox」の2つのオンラインストレージサービスに対応している。データをこれらのオンラインストレージ上に転送してあれば、楽2ライブラリ Smart for iOSをインストールしてあるiOS機器で文書を閲覧できる。

 一方の「Magic Desktop」は、ScanSnapでスキャンした文書や、iPhone/iPad/iPod touchで撮った画像を取り込み、“机上”をイメージした作業スペースで整理したり編集したりできる。また、完成した文書は、楽2ライブラリ Smartへ保管できる。複数の人とやりとりして文書を作成するために、「Facebook」との連携機能もある。具体的には、FacebookフィードをMagic Desktop上の画面に表示。作業中の画像をドラッグ・アンド・ドロップしてメンバーと共有するといったことができる。

 楽2ライブラリ Smart with Magic Desktopの対応OSは、Windows 8/7/Vista/XP。Windows 8の場合はデスクトップアプリケーションとして動作する。連携するスキャナーはScanSnap S1500/S1300i/S1300/S1100。従来製品はScanSnapに加えTWAIN対応のスキャナーも使えたが、新版はScanSnapのみの対応になる。無料アプリの楽2ライブラリ Smart for iOSの対応機種はiOS 4.3以降でiPhone 4S/4/5、iPad(第1、第3世代)、iPad 2、第4世代以降のiPod touch。Androidアプリは2013年第1四半期の提供を予定する。

 楽2ライブラリ Smart with Magic Desktopの価格はオープン。同社直販サイトのPFUダイレクトでは1万8000円だ。「楽2ライブラリ パーソナル」からのアップグレード版の価格は、PFUダイレクトでは6800円になる。PFUダイレクトでは「楽2ライブラリ Smart」と「Magic Desktop」を単品としても購入できる。前者は1万5000円、後者は5000円。