ソフトバンクとイー・アクセスは2012年11月2日、経営統合(発表会見記事)に際して、当初発表した株式交換比率を変更すると発表した。新しい交換比率では、イー・アクセスの普通株式1株に対して割り当てられるソフトバンク株数が、16.74株から20.09株へと変更された。

 経営統合発表以降に、ソフトバンク株価が急落したことに伴う措置。経営統合にはイー・アクセスの臨時株主総会における議決が必要だが、イー・アクセス株主は従来の統合比率のままでは、株式交換後の価値が目減りし、経営統合への同意が得られなくなる可能性が出ていた。

 このため、ソフトバンクの基準株価を当初の1株3108円から、より時価に近い2589円に切り下げた。この変更の結果、イー・アクセス株主はより多くのソフトバンク株を受け取れる。

 交換比率変更については一部報道が先行したため、11月1日に東京証券取引所が2社の株式を一時売買停止にしていた(関連記事)。

[ソフトバンクの発表資料(PDF)]