KDDIは2012年11月1日、ロシアにデータセンター(DC)「TELEHOUSEモスクワ」を開設した。KDDIは海外で「TELEHOUSE」ブランドを使ってDC事業を展開しており、モスクワDCの開設によって、同社は日本国外の12の国と地域にある15都市に、合計24カ所の施設を運用することになる。

 モスクワDCは、ロシア企業のデータスペースが建設した施設に入居している。データスペースは、DC事業者に対してDC用の不動産を貸し出す「データセンターホールセラー」である。データスペースの施設は建物の延べ床面積が6200平方メートルで、KDDIは250平方メートルを借りている。自家発電やUPS(無停止電源装置)などは、予備機が1台ある「N+1」構成。顧客対応は、英語、ロシア語だけでなく、日本語でも行う。