図1●明電舎が展示した自律的にエネルギー使用を最適化するスマートBEMS
図1●明電舎が展示した自律的にエネルギー使用を最適化するスマートBEMS
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 明電舎は,2012年10月29から11月2日までパシフィコ横浜で開催中の「Smart City Week 2012」(主催:日経BP社、特別協力:横浜市)の展示会において、「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」で実証試験が始まったスマートBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)を展示している。

 スマートBEMSとは、エネルギー使用量の見える化に加え、その結果が示す意味や関連する情報を統合することで、より無駄のないエネルギー供給や制御を自律的に実現するための仕組みである。

 例えば、過去のエネルギー需要のデータや気象状況などから、翌日の建物内における空調や照明といったエネルギー需要を予測することで、エネルギー供給システム側が自動で最適化を図る。

 従来のBEMSは一般に、エネルギー使用量を見える化するまでにとどまっていた。結果、BEMSが示す状況に基づき、利用者が最適なエネルギー使用になるように判断し制御しなければならなかった。