写真●パナソニックによる「Fujisawa SST」の展示
写真●パナソニックによる「Fujisawa SST」の展示
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 パナソニックは10月31日、パシフィコ横浜で開催中の「Smart City Week 2012」において、同社が神奈川県藤沢市で展開するスマートシティ開発プロジェクト「Fujisawa(フジサワ)サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」の概要を展示した(写真)。同社が、Fujisawa SSTを一般に展示するのは、これが初めて。

 Fujisawa SSTは、パナソニックの家電工場跡地に約600億円を投じて開発するスマートタウン。この9月に着工し、2014年春の街開きを計画している。約1000戸の住宅を分譲するほか、商業施設や公共施設も配置する。特に、すべての一戸建て住宅において、太陽電池や蓄電池を設置するとともに、太陽光や自然の風をうまく取り込む自立共生型のエネルギーマネジメントの実現を目指す。

 公共地には、100kW規模の太陽光発電システムを導入するほか,電気自動車(EV)や電動アシスト付き自転車のシェアリング、充電用バッテリーのレンタル、センサー付きLED街路灯の設置などを計画している。