写真1●アドテック東京内のマイクロソフトブースの様子
写真1●アドテック東京内のマイクロソフトブースの様子
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 デジタルマーケティング分野向けのカンファレンスイベント「アドテック東京」(ad:tech tokyo)が2012年10月30日と31日の2日間、都内で開催されている。同イベントの展示会場内にある日本マイクロソフトブースでは、Windows 8向けの新しい広告サービスである「Windows 8アプリ内広告(仮称)」をデモ展示しており、多くの来場者が足を止めて説明を聞いていた(写真1)。

 デモは、Windows 8アプリ内広告(仮称)で提供を予定(米国では一部開始)している「msn for Windows 8」「マイクロソフト提供アプリ内」「サードパーティーアプリ内」という3パターンの広告表示方法(サービス)をそれぞれ見せるというもの。Windows 8の独自ユーザーインタフェース(モダンUI)やスワイプ(画面をなぞる操作)を活用することで、従来のネット広告にはない斬新な広告を表示できる仕組みになっている。

写真2●msn for Windows 8のデモ
写真2●msn for Windows 8のデモ
Windows8でIE10を使ったときのみポータルサイトMSNがこのようなデザインになる。
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 msn for Windows 8は、Windows 8に標準搭載されるWebブラウザー「Internet Explorer 10」(IE10)のみで提供する広告サービス。Windwos 8のスタート画面からIE10を立ち上げ、デフォルトページとなっている同社のポータルサイト「MSN」にアクセスすると、従来のMSNとは異なる専用の画面デザインになる(写真2)。

 画像を多用したタイルベースのページデザインのため、レクタングル広告(長方形)をタイルの一つとして違和感なく溶け込ませられる。広告をタッチした時の動作などについても、様々なバリエーションを用意しているという。ただし、このmsn for Windows 8に関しては、少なくともデモを見た範囲では、ユーザーが受けるインパクトという意味で従来のWebアクセスにおけるネット広告からそれほど大きく飛び出した印象は受けなかった。