インテックは2012年10月31日、「大阪第2DC(データセンター)」を大阪市に開業した。関電システムソリューションズが2011年12月に開業した施設に入居し、インテックの顧客にラックなどを貸し出す。首都圏のユーザー企業などが、東京、富山、大阪の3拠点のDCを使ってシステムを分散運用できるようにするのが狙い。

 インテックは、東京電力と共同出資で設立したアット東京の施設内に「東京DC」を構えているほか、2011年には北陸電力と共同出資でパワー・アンド・ITを設立し、パワー・アンド・ITの施設内に「富山DC」を設けている。インテックは東京、富山、大阪の3拠点で、電力会社と連携したDCを開業したことになる。インテックは3つのDCを一つの広域仮想DCとして利用できるようにする「EINS WAVE」というクラウドサービスを提供することで、ユーザー企業の災害対策(DR)サイト構築需要を狙う。