写真1●BUILD 2012初日のキーノートに登壇した米MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏
写真1●BUILD 2012初日のキーノートに登壇した米Microsoft CEOのSteve Ballmer氏
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 米Microsoftは2012年10月30日(現地時間)、シアトル郊外にあるMicrosoft本社(通称:Microsoft Campus)で開発者向けカンファレンス「BUILD 2012」を開催した。

 初日のキーノートに登壇した同社CEOのSteve Ballmer氏は、会場に集まった開発者に対し、「最大10億台に上るWindows 8市場向けのアプリケーションを開発しよう」と呼びかけた(写真1)。


Windows 8へのアップグレードは4日間で400万

 Ballmer氏はまず、10月26日に発売したWindows 8の状況を説明。この4日間で400万のアップグレードがあったとし、「華々しいスタート切った」と報告した。米国内に65の直営店「Microsoft Store」をオープン。Windows 8の発売に合わせて、タイムズスクエアなどに臨時店舗も開設して販売に力を入れているとした。

 Ballmer氏は、Windows 8で新しいPCの世界を再創造(rebuilding)したとアピール(写真2)。具体的には、タブレット/ラップトップ/デスクトップといった形態に、アーキテクチャはARM/x86、キーボードに加えタッチやスタイラスの操作が可能といった点を挙げ、「これまででベストのPC」と表現した。また、ドッキングやコンバーチブルなどの新しい使用形状を提供すること、個人にパーソナライズ化された最新情報をライブタイルの形で常に表示すること、といったメリットをアピールした。

 さらに、前日に詳細を発表した「Windows Phone 8」を紹介。最もパーソナルなキラーデバイスで、全世界で10億人に上るWindowsユーザーが最もよい体験ができるのはWindows Phone 8であると主張した。

 その後、Ballmer氏は壇上に並んだWindows 8搭載機を次々と触りながら紹介。スマートフォンやタブレット、ノートPC、オールインワンPCと、Windows搭載機の豊富なラインナップを前面に押し出した。中でも、82インチという巨大な大画面を「大きなスレート」と紹介し、スタート画面や地図などを操作しながら会場の笑いを取っていた(写真3)。

写真2●最新のWindowsは様々な改善を加えたベストなものになっていると説明
写真2●最新のWindowsは様々な改善を加えたベストなものになっていると説明
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写真3●82インチの巨大タッチ画面を使ってWindows 8を操作してみせた
写真3●82インチの巨大タッチ画面を使ってWindows 8を操作してみせた
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