写真●新機能を説明するサクセスファクターズジャパンの佐々木社長
写真●新機能を説明するサクセスファクターズジャパンの佐々木社長
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 サクセスファクターズジャパンとSAPジャパンは2012年10月30日、企業内人材を活用するタレントマネジメントの製品戦略説明会を開催し、給与管理のクラウドサービスを提供することを明らかにした。サクセスファクターズの佐々木聖治社長は、「人材管理に給与情報の管理機能を統合し、顧客がグローバルの人材情報をより的確に把握できるようにする」と狙いを説明する。

 給与サービスは、サクセスファクターズのクラウド型タレントマネジメントサービス「Success Factors BizX Suite v12」の基盤機能として提供する。現在、日本語化と国内制度への対応を図っており、提供開始は2013年以降になるという。英語圏の10カ国では今年7月に提供を始めている。一般的な人事システムから従業員の勤怠情報を取得して、給与を計算するといった機能を提供する。

 米サクセスファクターズは今年2月に独SAPの傘下に入っており、今回の給与機能はSAPのエンジニアが参加して開発した。SAPは今年5月、クラウド戦略「SAP CLOUD」を公表。サクセスファクターズの人事関連サービスは「4カテゴリーのうち『People』に位置付ける」(SAPジャパン ソリューション統括本部エンタープライズマネジメント本部の松村浩史本部長)という。