中国電力と中国新聞社は2012年10月30日、中国電力グループが保有するひろしまケーブルテレビ(HICAT)株式の一部譲渡による中国新聞社へのHICAT経営権の移譲について合意したと発表した。

 今回中国新聞社から提案があり、中国電力が合意したという。中国新聞社は、HICATと中国新聞社の関連会社である「ふれあいチャンネル」とを連携させ、中国新聞グループの経営資源を活用することでHICATの経営資源の拡充や効率性の向上を目指す方針である。

 譲渡株式数は8160株で、2012年12月20日に譲渡予定。今回の株式一部譲渡によってひろしまケーブルテレビの株式所有割合は、中国電力グループが43.9%から10.0%に減少し、中国新聞社が6.0%から39.9%に増加する。株式譲渡によりHICATは中国電力の関連会社(持分法適用)を外れ、新たに中国新聞社のグループ会社となる見込みである。中国電力グループは、主要株主として今後もHICATの事業運営に協力するという。

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