OSにWindows 8 Proを搭載した10.1型液晶タブレット「ThinkPad Tablet 2」
OSにWindows 8 Proを搭載した10.1型液晶タブレット「ThinkPad Tablet 2」
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 レノボ・ジャパンは2012年10月26日、OSにWindows 8 Proを搭載したタブレット「ThinkPad Tablet 2」を発表した。広視野角のIPSパネルを採用したタッチパネル機能付き10.1型液晶を備える。解像度は1366×768ドット。本体の厚さは9.8mm、重さは570g(スタイラスペン付きのモデルは590g)になる。法人向けモデルは同日に販売を開始、価格は7万4000円(SSD 64GBで専用ペン付きのモデル)としている。同社の直販Webサイトで販売する個人向けのモデルは12月下旬に発売を予定しており、価格は未定。

 ThinkPad Tablet 2は、「ThinkPad」の名を冠するタブレットとしては2代目になる。初代モデルはOSにAndroidを採用していたが、今回のモデルは32ビット版のWindows 8 ProもしくはWindows 8となる。CPUは米インテルのAtom Z2760(1.8GHz)だ。メモリーは2GBで、32GBまたは64GBのSSDを搭載するモデルがある。ディスプレイ表面には旭硝子製の強化ガラス「ドラゴントレイル」を付けることで堅牢性を確保している。

 タッチ操作するための専用ペンが付属するモデルと、付属しないモデルがある。専用ペンは1024段階の筆圧感知に対応しており、ボールペンを使うような感覚でデジタルサイン入力や手書き入力が可能だという。なお、専用ペン付属モデルと付属しないモデルではディスプレイが異なり、付属しないモデルでは専用ペンの使用はできない。

 背面に800万画素、前面に200万画素のWebカメラも搭載。インタフェースには、Mini HDMI端子、USB 2.0端子、充電専用のMicro-USB端子、microSDカードスロット、オプションと接続するためのドッキングポートを備える。ネットワーク機能は、IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANに対応する。ステレオスピーカー、ノイズキャンセル機能を備えたマイクも搭載している。本体のサイズは幅262.6×奥行き164×厚さ9.8mm、重さは専用ペン付きが590g、専用ペンなしが570g。

 オプションとして、Bluetooth 3.0接続のキーボードを用意する。ThinkPad Tablet 2を横長の状態にして立てられるスタンド機能を持ち、ThinkPadブランドの製品が従来採用してきたトラックポイントも備える。Bluetooth用のバッテリーを内蔵し、充電すると約30日間利用できる。ThinkPad Tablet 2本体に給電する機構は備えていない。

 ほかにオプションとして、有線LANやHDMI、USB 2.0などのインタフェースを備える専用ドックや、ThinkPad Tablet 2本体を入れて運ぶ収納ケースなども用意する。

 なお、同日Windows 8に対応したノートパソコンのThinkPadシリーズ、デスクトップパソコンのThinkCentreシリーズも発表した。対応製品は下記の通り。

「ThinkPad」シリーズ
・ThinkPad L530/L430
・ThinkPad T530/T430/T430s
・ThinkPad X230
・ThinkPad X1 Carbon
・ThinkPad Edge E130/E135
・ThinkPad Edge E530/E535
・ThinkPad Edge E430/E435

「ThinkCentre」シリーズ
・ThinkCentre M72e(Tiny/Small)
・ThinkCentre M72z AIO
・ThinkCentre M82 Small
・ThinkCentre M92p(Tiny/Small)
・ThinkCentre M92z AIO
・ThinkCentre Edge 92z AIO
・ThinkCentre Edge 72 Small