写真1●「Evernote for Windows 8」の画面イメージ
写真1●「Evernote for Windows 8」の画面イメージ
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写真2●「Skitch for Windows 8」の画面イメージ
写真2●「Skitch for Windows 8」の画面イメージ
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 米Evernoteは現地時間2012年10月26日、Windows 8向けの専用アプリ(Windowsストアアプリ)2種類を公開した。公開したのは、同社のクラウドメモサービス「Evernote」用の公式アプリ「Evernote for Windows 8」(写真1)および画像加工用アプリ「Skitch for Windows 8」(写真2)である。Windowsストアから無償でダウンロードできる。

 Evernote for Windows 8は、Windows 8で実装された独自のユーザーインタフェース(モダンUI)に合わせて「ノート」(メモ内容)をタイル形式で表示したり、スワイプ(タッチしたまま画面をなぞること)を使ってアプリ内の様々な操作を実行したりできるようになっているのが特徴。

 具体的に、スワイプによって実行できる操作は、(1)ノートの新規作成や同期などを実行するための「アプリバー」やアプリ内の移動操作に使う「ナビゲーションバー」の表示(画面上部あるいは下部からスワイプ)、(2)検索や共有、各種設定をするための「チャームバー」の表示(画面右からスワイプ)、(3)他のアプリとEvernoteの画面を同時に表示させる「スナップビュー」の実行(画面左からゆっくりスワイプ)---などとなっている。

 Skitch for Windows 8も同様に、Windows 8向けにタイルやパネル表示を中心としたデザインを採用。オンライン地図を素早く画像として取り込んで道案内図を作成するなど、写真や画像に矢印やテキストなどを書き加えたノートを簡単に作成できるようになっている。画像の一部をぼかしたり(モザイク処理)、一部の領域を目立たせる「蛍光ペン」ツールなども搭載する。

 作成したノートはEvernote上に自動的に保存されるほか、ブログやSNSなどに投稿するために、JPEGまたはPNG形式の画像としてエクスポートすることも可能。また、アプリウインドウの左右どちらかの端を画面中央に向けてドラッグすることにより、画面を分割して、Evernoteなど他のアプリを同時に表示して使えるようにする機能なども備えている。