写真●中央銀色の本体が、RealPresence Group 300。左上のカメラが新型のEagleEye Acoustic カメラ。1080p30映像が撮影可能で、マイクを内蔵している
写真●中央銀色の本体が、RealPresence Group 300。左上のカメラが新型のEagleEye Acoustic カメラ。1080p30映像が撮影可能で、マイクを内蔵している
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 ポリコムジャパンは2012年10月25日、新シリーズのテレビ会議システム/ソフトウエアを発表した。発表されたのは、「Polycom RealPresence Collaboration Server 800sバーチャルエディション」「Polycom RealPresence Groupシリーズ」「Polycom RealPresence VisualEdge」、WindowsおよびMacintosh用ソフトウエアの「Polycom RealPresence Desktop 2.0」とiOSおよびAndroidデバイス用ソフトウエアの「Polycom RealPresence Mobile 2.0」。いずれも、年内から来年にかけて提供を開始する。

 Polycom RealPresence Collaboration Server 800sバーチャルエディションは、マルチプロトコルに対応したMCU(多地点接続装置)ソリューション。SVC(スケーラブル ビデオ コーディング)というビデオコーデックを実装しているのが特徴。SVCにより、最大3倍の容量のHD品質の多地点ビデオ会議が可能になり、高い拡張性やTCOの大幅削減などが見込まれる。

 Polycom RealPresence Groupシリーズは、テレビなどの外部ディスプレイに接続して使うテレビ会議システム。「Polycom RealPresence Group 300」(写真)「同500」「同700」と、スペックの異なる3モデルを用意する。300と500の本体は、従来のHDXシリーズよりも薄型になった。またリモコンは従来シリーズに付属しているものよりもボタン数を少なくしてシンプルになっている。

 発売時期は、300と500は年内で、700は来年の予定。実売価格は未定。Groupシリーズは従来のHDXシリーズが装備するISDNインタフェースがなくIPのみに対応するなど仕様の違いがあり、両者は併売となる。

 Polycom RealPresence VisualEdgeは、薄型(厚さ2.54cm未満)の27インチディスプレイを装備したテレビ会議システム。1080p60の解像度を備える。画面はパソコン用ディスプレイとしても使用できる。

 Polycom RealPresence Desktop 2.0とPolycom RealPresence Mobile 2.0は、テレビ会議で使うクライアント側の端末にインストールして使うソフトウエア。前者は有償で価格は未定。後者は無償配布する予定。