写真●レッドハット代表取締役社長 廣川裕司氏(左)、Red Hat Storage Business Unit担当VP & GMのRanga Rangachari氏(右)
写真●レッドハット代表取締役社長 廣川裕司氏(左)、Red Hat Storage Business Unit担当VP & GMのRanga Rangachari氏(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 レッドハットは2012年10月24日、同社の分散ストレージソフト「Red Hat Storage Server」のパートナープログラムを開始した。Red Hat Storage Serverは、米国を含む世界で現在は直接販売のみで提供しているが、日本で最初にパートナーを通じた販売を行う。

 Red Hat Storage Serverは、Red Hatが2012年6月から提供を開始したソフトウエア。x86サーバーでスケールアウト型の分散ストレージを構築するソフトだ。Red Hatが買収した米GlusterのOSS「GlusterFS」の企業向けバージョンである。Red Hat Storage Business Unit担当VP & GMのRanga Rangachari氏は「コモディティのx86サーバーを利用することでストレージのコストを大幅に削減できる」とする。

 日本で最初にパートナー販売を行う理由は、「日本ではパートナーの存在が大きい」(レッドハット代表取締役社長 廣川裕司氏)ためだ。「世界全体でRed Hatの売上のうち、パートナー経由の間接販売が約6割で、ユーザーに直接販売する直販が約4割。しかし日本では9割がパートナー経由」(廣川氏)。

 Red Hat Storage Serverのパートナープログラムには日本のシステムインテグレータなど20社以上が参加した。「まず日本で成功させ、欧米など他の国にも拡大する」(Rangachari氏)としている。