日本マイクロソフトは2012年10月24日、中堅・中小企業向けERP(統合基幹業務システム)パッケージの新版「Microsoft Dynamics AX 2012 R2」を12月1日から日本を含む11カ国で提供すると発表した。日本語版としては、前版のDynamics AX 2009(2009年2月発売)から約4年ぶりのリリースとなる。

 ERPのグローバル展開を図る企業向けの機能を強化した。具体的には、新製品を投入する日本、ブラジル、チェコ共和国、中国、エストニア、ハンガリー、インド、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ロシアの11カ国・地域に対応させた。また単一のインスタンス(システム)に製造や小売など様々なビジネスプロセスを統合できるようにした。また、「Microsoft SQL Server 2012」が備えるBIツール「PowerView」との連携機能も追加した。

 なお同社は、製品の詳細や価格について後日改めて発表するという。