米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2012年10月21日、Microsoftの次期OS「Windows 8」に対応したVoIPアプリケーション「Skype for Windows 8」を発表した。Windows 8の正式リリースと同じ10月26日に提供を開始する。
Skypeの主要機能である音声通話やビデオチャット、インスタントメッセージング(IM)をより高速でシンプルかつ使いやすくすることを目指し、Windows 8スタイルへの最適化、「People」ハブとの統合などを図った。
Skypeを起動した画面では、右側に頻繁にコミュニケーションをとるユーザーのプロフィール画像がタイル状に並び、左側に直近のメッセージや通話などのやりとりが表示される。
固定電話や携帯電話を使った通話を手軽に実行できる新たなダイヤルパッドを導入したほか、「Skype Credit」の料金を簡単に確認できるようにした。
Skypeアプリケーションを使用していない場合でも、音声およびビデオ通話、IMを受信するとスクリーン上に通知が表示される。Windows 8のスタート画面の「Skype Live Tile」アイコンで未読メッセージや不在着信を確認することも可能。
また、Windows 8のスナップ機能を使えば、友達や家族とビデオチャットしながら、Webブラウジングしたり、写真を眺めたり、地図を表示したりできる。
SkypeアプリケーションにMicrosoftサービス(Hotmail、SkyDrive、Windows Phone、Xbox LIVEなど)のアカウントでログインしてSkypeアカウントと連携させると、すべての連絡先ユーザーと各連絡先にひもづけられたSkypeでの詳細情報はPeopleハブに統合される。
Skype for Windows 8はMicrosoftのアプリケーション配信/販売サイト「Windows Store」でダウンロード可能にする。公開後の機能強化などのアップデートもWindows Storeを通じて提供する。