オンキヨーデジタルソリューションズは2012年10月22日、Windows 8に対応したタブレット製品を発表した。11.6型のほか21.5型と大型画面の製品をそろえた。処理性能の高いCore i7を搭載するモデルも用意する。いずれも企業向けとしている。ただし、個人ユーザーでも直販サイトで購入できる。
「TW21A-B36」シリーズは21.5型の液晶ディスプレイを搭載した大型タブレット。店舗内で製品やサービスを紹介する際にメニュー一覧を表示するといった用途を想定する。自立スタンドを使って机の上に立たせた状態で使うほか、寝かせた状態でも利用できる。専用の金具を付けると壁掛けにもできる。複数人で操作できるように10ポイントのマルチタッチに対応。内蔵バッテリーでも動作する。直販価格はCore i7-3520M（2.9GHz）搭載モデルで15万4800円。発売は11月上旬。
「TW3A-B36」シリーズは11.6型のタブレット。別売のドッキング・キーボードを取り付けることでノートパソコンのように使うこともできる。直販価格はCore i7-3517U（1.9GHz）搭載モデルで12万9800円。発売は11月上旬。
タッチ機能を加えたWindows 8が登場する影響により「2012年のスレート（タブレット）市場は250万台で、2015年には1000万台に伸びる」（菅正雄社長）と予測する。同社はタブレット市場の拡大を見越して、2010年10月からWindows 7対応のタブレットを投入してきた。「Windows 8でCore i7の製品を投入しているのは我々だけ。先駆者として市場を切り開く」（菅社長）と意気込みを見せた。
同社に出資する韓国の家電メーカー、モニュエルの製品についても取り扱いを開始する。背面に本体と連動する電源コンセントを備える節電パソコン「SONAMU PC」のほか、ロボット掃除機「クレモン MR6600/MR7700」を販売する。
