画面●カカオジャパンのWebサイト
画面●カカオジャパンのWebサイト
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 ヤフー(Yahoo! JAPAN)は2012年10月19日、無料メッセージサービス「カカオトーク」(関連記事)を展開する韓国カカオの日本法人、カカオジャパン(画面)に資本参加したことを発表した。既にカカオジャパンの第三者割当増資を引き受けており、同社はヤフーが50%、韓国カカオが50%を保有する合弁会社になった。出資額は公表していない。ヤフーはカカオジャパンに取締役2人を派遣する。

 今後、ヤフーとカカオジャパンはカカオトークをはじめとしたサービスを共同で展開する。カカオトークは無料で音声通話・チャットを利用できるスマートフォンアプリで、世界216以上の国・地域で利用されている。利用者数は全世界で約6500万人(2012年9月末時点)で、競合するスマートフォン用メッセージサービス「LINE」(韓国NHN Corporationの日本法人であるNHN Japanが運営、関連記事)の利用者数(10月上旬時点で約6500万人)に匹敵するユーザー基盤を持つ。

 日本国内ではLINEが利用者数約3000万人を擁するのに対し、カカオトークの利用者はまだ少ないとみられる。カカオトークはヤフーの資本参加を機に、LINE追撃を目指す。

[ヤフーの発表資料]