Altoのホームページ
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 米AOLは現地時間2012年10月18日、複数の異なるWebメールサービスを一元管理できるWebサービス「Alto」を発表した。同社の「AOL Mail」のほか、米Googleの「Gmail」、米Yahoo!の「Yahoo! Mail」、米Appleの「iCloud」に対応する。現在、限定プレビュー版を提供しており、利用希望者はAltoホームページで電子メールアドレスを入力して招待状を要求できる。

 Altoは、さまざまな電子メールサービスのアカウントに送られてくる大量のメッセージやニューズレター、SNS関連の通知などを見た目にすっきりまとめ、「視覚的な煩わしさからユーザーを解放する」としている。新たにAlto用の電子メールアドレスを取得する必要はなく、AOL MailやGmailなどすでに使用している電子メールサービスのログイン情報で使い始められる。

 Altoでは、実際の手紙を整理するときに、大切なもの、不要なもの、後で読み返すものに分けていく感覚に基づく「スタック」と呼ぶ機能により、重要なメッセージを自動分類してすぐに確認できるようにする。ユーザーが独自にスタックを作成して、差し出し人やあて先、キーワードなどに応じて個別にメッセージを振り分けることもできる。

 ユーザーが送信および受信した写真は専用の画像スタックにまとめられる。写真を送信者や日付、受信箱別に並べたり、直接画像スタックから「Facebook」や「Twitter」で共有したりできる。

 添付ファイルはユーザーが設定したスタックに追加され、サムネイルで内容を確認できる。ドキュメントやプレゼンテーション、スプレッドシート、PDFなどのファイルを、各アプリケーションを立ち上げることなくAlto内で閲覧することが可能。

 また連絡先情報では、それぞれの相手と過去にどのような電子メールをやり取りしたか、写真が送られてきたかなども分かるようにする。FacebookやTwitterにおける相手の更新情報にもすぐにアクセスできる。

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