XE303C12の前面
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XE303C12の背面
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Exynos 5250プロセッサ。ARM Cortex A-15デュアルコアを搭載したSoC(System-on-a-chip)
Exynos 5250プロセッサ。ARM Cortex A-15デュアルコアを搭載したSoC(System-on-a-chip)
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Exynos 5250のブロックダイアグラム(出典:Samsung Electronics)
Exynos 5250のブロックダイアグラム(出典:Samsung Electronics)
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 米Googleと韓国Samsung Electronicsは現地時間2012年10月18日、Webアプリケーション専用OS「Chrome OS」を搭載したノート端末「Chromebook」の一般消費者向け新モデル「XE303C12」を発表した。希望小売価格は249.99ドル。すでに予約受付を開始しており、米国と英国で10月22日に発売する。

 従来のAtomプロセッサではなく、ARM Cortex A-15デュアルコアSoC「Samsung Exynos 5250」(動作周波数1.7GHz)を採用したのが特徴。11.6型の液晶パネル(解像度は1366×768ドット)を備える。本体の厚さは約0.7インチ(約17.5mm)、重さは約2.4ポンド(約1.1kg)。1080p HDビデオ再生に対応する。

 2GバイトのRAMと16GバイトのSSD(半導体ディスク)を備え、Googleのオンラインストレージ「Google Drive」を2年間無償で100Gバイト利用できる。10秒未満で起動し、スリープ状態からは瞬時に復帰するという。IEEE 802.11a/b/g/nをサポートし、平均的な使用によるバッテリー駆動時間は6.3時間以上。

 Chromebookの特徴の一つは貸し借りや家族での共有が容易であること。同じマシンをそれぞれ別のアカウントでサインインして使用し、各自のデータや環境が他のユーザーの影響を受けることがない。

 新モデルは米Amazon.com、米Best Buy、米TigerDirect、英PC Worldなどのオンラインストアに加え、Googleのデジタルコンテンツおよび製品販売サービス「Google Play」でも販売する。Best BuyやPC Worldおよび英Currysの店舗でも購入可能になる。

[Googleの公式ブログ]
[Samsungの発表資料]

■変更履歴
記事公開時、本文第3段落で半導体ディスクのことを「SDD」と表記していましたが、正しくは「SSD」です。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。[2012/10/19 15:40]