写真●クラウド型帳票Web配信サービス(仮称)の画面
写真●クラウド型帳票Web配信サービス(仮称)の画面
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 インフォコムは2012年10月16日、PDF形式の電子帳票(請求書/支払通知書など)をWebダウンロードによって配布するサービス「クラウド型帳票Web配信サービス(仮称)」(写真)を発表した。帳票の配布を効率化することを狙う。11月1日に開始する。価格は未定だが、保管容量に応じた月額課金のほか、配布件数当たり約40円程度を予定する。売上目標は、5年で累計300社20億円。

 PDFファイルのWebダウンロードURLをメールで配布するサービスである。サービスの契約企業は、個々の受信者あてに作成したPDFファイルを同サービスにアップロードし、同時に受信者を指定。受信者には、PDFファイルのWebダウンロードURLがメールで届く。受信者はメールのURLをクリックして、それぞれのID/パスワード認証を経た後にPDFファイルをダウンロードする。契約企業側では、ダウンロードされたかどうかを調べることができる。

 前提として、受信者のメールアドレスのリストと、受信者ごとのログインID/パスワードを登録しておく必要がある。この上で、PDFファイルをアップロードして、ファイルごとに受信者を指定するかたち。PDFファイルの登録と受信者の指定は、Webブラウザー経由(手動)のほかに、Web API(HTTPを使ってデータをやり取りするコマンド書式)を使うことで、バッチジョブ化(自動化)できる。

 なお、 2013年3月31日までの期間限定で、無償でサービスを利用できる。