米IBMは2012年10月16日(米国時間)、2012年7-9月期の決算発表後に電話会見を開いた。同期の売上高は247億4700万ドル(前年同期比5%減)、純利益は38億2400万ドル(同0.4%減)だった。

 会見したマーク・ローリッジCFO(最高財務責任者)は「新興国のBRICsは業績が良かった。北米は下がった。日本の売上高は安定化した」と地域別の動向を語った。

 ローリッジCFOはソフトウエア部門の同行については、ミドルウエアの「Web Sphere」について触れて、「CIO(最高情報責任者)だけではなくCMO(最高マーケティング責任者)も対象に販売している」とし、「買収した(顧客動向分析の)ティーリーフの効果もある」と強調した。ソフトウエア事業については「日本でも16%伸びた」として、経営体制が変わった日本法人の順調ぶりをアピールした。