韓国Samsung Electronicsは現地時間2012年10月16日、米Microsoftの次期OS「Windows 8」の正式リリースに合わせて10月26日に発売する搭載製品のラインアップとその価格を明らかにした。Ultrabookからノートパソコン、一体型パソコンなど多数の製品を揃え、すでに予約注文の受付を開始している。

 Windowsデバイスの新ブランド「ATIV」からは、脱着式キーボードによりノートパソコンとしてもタブレット端末としても使える「Samsung ATIV Smart PC 500T」と「Samsung ATIV Smart PC Pro 700T」を用意する。10本の指でタッチ操作可能な10ポイントマルチタッチスクリーンを備え、付属の専用ペン「S Pen」を使った入力にも対応する。ATIV Smart PC 500Tは次世代「Atom」プロセッサを搭載し、希望小売価格は749.99ドル。ATIV Smart PC Pro 700Tは「Core i5」プロセッサを搭載し、1199.99ドルで販売する(関連記事:Samsungが新ブランド「ATIV」発表、Windows Phone 8搭載スマホなど)。

 8月に発表した一体型パソコンは、「Samsung Series 7 All-In-One」の27インチモデルが「Core i7」プロセッサを、23.6インチモデルがCore i5プロセッサを搭載する。希望小売価格はそれぞれ1699.99ドルと1099.99ドル。21.5インチの「Samsung Series 5 All-In-One」は「Core i3」プロセッサ搭載で希望小売価格は799.99ドル。いずれも10ポイントマルチタッチスクリーンを備えるほか、単純な5通りの手の動作も感知し、ディスプレーに触らずにページをめくるなどの操作ができる(関連記事:Samsung、「Windows 8」搭載の一体型パソコンを10月26日発売へ)。

 そのほか、タッチ操作に対応したUltrabook「Samsung Series 5 Ultra Touch」は、Core i3プロセッサ搭載モデルが809.99ドル、Core i5搭載モデルが859.99ドル。クアッドコアプロセッサを採用したノートパソコン「Samsung Series 7 Notebook」は1099.99ドル。薄型軽量を特徴としたUltrabook「Samsung Series 9 Premium Ultrabook」は1299.99ドルからとなっている。

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