ソーシャルメディアを使ったマーケティングサービス「モニプラ」を運営するアライドアーキテクツ(関連記事)は2012年10月16日、スマートフォンのカメラ機能を活用した新しい販促支援サービス「モニプラFIND!」の提供を始めた。
第1弾として、サッポロビール、森永製菓、ハウスウェルネスフーズ、井村屋の4社が同日からキャンペーンを実施している(画面1)。
「モニプラFIND!」では、企業が飲料など一般消費財のマーケティングで行うサンプリング(試供品の無料・割引提供)のようなキャンペーンを、オンラインとオフラインを結び付ける「O2Oマーケティング」の手法に沿って実施できる。具体的には、まず企業は販促対象の商品をモニプラのFacebook連携アプリ上で告知する。これを見たモニプラ利用者は、小売店で商品を購入してスマートフォンのカメラで撮影して送信すれば、キャンペーンに応募できる(画面2)。
撮影した写真やメッセージは同時にFacebookに投稿することも可能で、口コミを促す効果を期待できる。通常のサンプリングと同様に、「どんな時に飲みたくなりますか?」といったアンケートも実施できる。
その後、モニプラ事務局が簡単な審査をしてから、謝礼として利用者にポイントが付与される。事務局は原則として写真を目視で確認しており、対象外の商品が写っていたり、いたずらの疑いがあったりする場合にはポイントは付与されない(画面3)。ポイントは500ポイント貯まるごとにAmazonギフト券に交換できる。
モニプラのFacebookアプリを利用する登録者数は約30万人で、Facebookを活用したマーケティングサービスとしては最大級の利用者基盤を持つ。「モニプラFIND!」は当面はiPhoneやiPod touchなどiOS用アプリのみに対応。Androidアプリでは2013年以降のサービス提供を予定している。