TISは2012年10月10日、社内のWindowsパソコンを社外からインターネット経由で遠隔操作できるようにするネットワークサービス「RemoteWorks/リモートワークス」を発表した。10月22日にサービスを開始する。料金(税込み)は、1ユーザー(1ログインID)当たり月額1575円から。導入期間は最短2営業日で、販売目標は、2015年度中までに約10万ID。

 社外のパソコンから社内のWindowsパソコンを遠隔操作するためのゲートウエイサービスを提供する。遠隔操作には、Windows標準のリモートデスクトップ機能(RDP)を使う。ゲートウエイサービス以外の構成要素は、操作対象のWindowsに導入するエージェントソフトと、操作端末側に必要な専用デバイス(USBメモリーまたはDVD-ROM)である。

 操作される側では、エージェントソフトを起動する。これにより、エージェントがゲートウエイサービスに対してコネクションを張りにいき、リモートデスクトップ接続のためのトンネルを開設する。一方、操作端末側では、USBメモリー/DVDを装着すると、ゲートウエイサービスにアクセスし、ログイン認証手続きを踏む。これにより、社外のパソコンからRDPで社内のパソコンを遠隔操作できるようになる。

 USBメモリー/DVD側では、Windows OSの標準機能「Windowsセキュリティセンター」から情報を得ることによって、端末として利用しているWindowsパソコンにウイルス対策ソフトの最新版がインストールされているかどうかを調べる。ウイルス対策ソフトがインストールされている場合に限り、端末として利用する。これにより、共用パソコンなどを使っている場合でも、可能な限りセキュリティを高く保つことができる。

 エージェントの稼働OSは、Windows XP Professional/Vista/7またはWindows Server 2003/2008。ゲートウエイとのコネクションポートは80/443(HTTP/HTTPS)。一方、USBメモリー/DVD-ROMを装着する操作端末側のOSは、Windows XP/Vista/7。ゲートウエイとのコネクションポートは80/443。